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2020.12. 9

情報サービス産業協会

2020年度 IT企業新入社員741名による就職活動の振り返り① 就活編

2020年度 IT企業新入社員741名による就職活動の振り返り① 就活編

昨今の新型コロナウイルスによる影響を受けてビジネスのデジタル化がますます加速し、業種を問わずDXが必要不可欠となり、様々な業界で優秀なIT人材の獲得競争が激化しています。また、今後「就活ルール」が変更・廃止された場合、新卒採用活動の早期化・長期化が見込まれ、これまでの採用・就職のあり方が大きく変化していくことが予想されます。そのような環境下で、JISA会員企業の2020年度新入社員を対象に、学生時代にどのように就職活動に取り組んでいたか、就職活動の実態を振り返ることを目的に、アンケート調査を実施しました。ここでは、その「JISA会員企業の新入社員に就職活動を振り返っていただく調査」の結果(一部抜粋)をご紹介します。


■アンケート調査の実施概要

  • 調査期間:2020年6月18日~2020年7月17日
  • 調査方法:Webアンケート
  • 調査対象:JISA会員企業の新入社員(2020年度新卒入社)
  • 回答数:741名

※JISA(一般社団法人情報サービス産業協会)は、日本を代表するシステムやソフトウェア開発の優良企業、シンクタンクを中心に構成するITの業界団体です。


■回答者個人の属性

 学生時代に学校で学んだ分野は、26.2%が情報系、24.7%が情報系を除く理系、47.8%が文系でした。最終学歴は、82.5%が大学卒、11.5%が大学院卒といった結果です。また、63.8%が男性、36.2%が女性です。

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就活編

1.IT業界・企業に興味を持ったきっかけ

現在IT業界は学生からの人気の高い業界の一つですが、就活に関する情報収集の手段は多様化しています。そんなIT業界・企業に学生が興味を持ったきっかけをご紹介します。

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情報系

1位:学校の授業や学内で開催されるセミナー(42.9%)

2位:就職情報企業のサイトやセミナー(29.6%)

3位:学生時代のクラブ活動や趣味(20.1%)

理系(情報系を除く)

1位:就職情報企業のサイトやセミナー(38.3%)

2位:学校の授業や学内で開催されるセミナー(25.0%)

3位:家族や親戚、友人からの情報(20.6%)

文系

1位:就職情報企業のサイトやセミナー(49.9%)

2位:家族や親戚、友人からの情報(18.4%)

3位:個別企業のインターンシップ(16.7%)

IT業界や企業に興味を持ったきっかけとしては、情報系や理系(情報系を除く)では学内の授業やセミナーを活用して情報を収集するケースが多い一方で、文系では就職情報企業や個別企業のサイトやイベントを活用して情報を収集するケースが多いです。また、「その他」には、ネットニュースやSNS、ゼミや研究室の教授からの推薦、就活エージェントからの紹介等の回答がありました。

2.就職先をIT業界・企業に絞り込んだ時期

インターンシップへの取り組みの活性化等により、早い時期から企業との接点を持つ学生が増え、就職活動の早期化が加速しています。その中で、いつ頃から就職先をIT業界・企業に絞り込んだのか、絞り込んだ時期をご紹介します。

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就職先の業界をIT業界・企業に絞り込んだ時期について専攻別に見てみると、情報系の場合は「業界・企業研究を始めた時期」が56.1%で、他専攻の学生と比べても早い時期に絞り込んでいます。一方で、文系の場合は「採用選考時」・「内定が出た時点でも絞り込んではいなかった」の合計が34.3%であり、採用選考に進みながらもまだ業界や企業を絞り込んではいないケースも一定数伺えます。また、「その他」には、中学生や高校生の頃から等の回答がありました。

※業界・企業研究を始めた時期

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業界や企業研究を始める時期として、大学生の場合は「大学3年生の49月」が32.2%と最も多く、大学院生の場合は「修士1年生の49月」が33.7%と最も多くなっています。どちらも1012月は取り組みがやや落ち着き、年明けからまた活発に取り組み出す傾向にあることが分かります。

3.就職先の選択基準

就職する・働くことへの価値観は多様化しています。また、あらゆる産業分野においてITが基盤となり、IT人材が活躍出来るフィールドは様々です。その中で、IT業界・企業へ入社した新入社員の就職先の選択基準をご紹介します。

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就職先の選択基準に関しては、昨年同様に「自身が成長できる環境がある」が52.8%と最も多く、「企業の安定性がある」「教育・研修制度が充実している」「仕事内容が魅力的である」等が続いています。また、「その他」には、人事・面接官の人柄、副業可能等の回答がありました。

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情報系

1位:自分自身が成長できる環境がある(44.4%)

2位:企業の安定性がある(41.3%)

3位:教育・研修制度が充実している(31.8%)

理系(情報系を除く)

1位:自分自身が成長できる環境がある(55.2%)

2位:仕事内容が魅力的である(42.5%)

3位:企業の安定性がある(38.7%)

文系

1位:自分自身が成長できる環境がある(53.8%)

2位:企業の安定性がある(40.2%)

2位:教育・研修制度が充実している(40.2%)

文系・理系に関係せず、重視している基準は似ており、「成長」「安定」がキーワードとして挙げられます。

なお、IT業界・企業に就職先を絞り込んだ理由としては、「将来IT需要がますます拡大し成長が見込める・安定している業界である」「最先端の技術に触れられる」「ITスキルや技術を身に付けたい」等の回答が多くありました。

次回は、インターンシップ編です。

#IT業界#就活

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